サイバー大学への入学を考えていて、
「どんな資格が取れる?」
「ITパスポートや基本情報技術者の資格も取れる?」
「資格取得のサポートはある?」
と気になっている方も多いと思います。

まず知っておきたいのは、サイバー大学を卒業しただけでITパスポートや基本情報技術者などの資格が自動的に取得できるわけではないということです。
これらは資格試験を自分で受験して合格する必要があります。
一方で、サイバー大学にはITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者などの資格取得に活かせる授業があり、対象資格に合格すると最大45,000円の奨励金を受け取れる「資格取得奨励金制度」もあります。
また、正科生として卒業すると、通常の4年制大学と同じように「学士(IT総合学)」の学位を取得できます。
この記事では、サイバー大学で取得を目指せる資格や、資格取得に活かせる科目、資格取得奨励金について詳しく解説します。
※資格・制度については2026年9月時点で確認した情報です。
- サイバー大学で取れる資格をまず整理
- 卒業すると「学士(IT総合学)」を取得できる
- サイバー大学で取得を目指せる主な資格
- ITパスポートの取得を目指せる
- 基本情報技術者試験にも対応した科目がある
- 応用情報技術者試験も目指せる
- 情報セキュリティ系の資格も目指せる
- PMPの受験資格にも授業を活用できる
- 簿記3級やビジネス実務法務検定も目指せる
- TOEIC・TOEFL・英検対策にも活用できる
- 資格を取ると最大45,000円の資格取得奨励金がもらえる
- 資格取得奨励金は誰でももらえる?
- 資格取得支援講座の優待もある
- マイクロクレデンシャルのオープンバッジも取得できる
- 資格目的でサイバー大学を選ぶメリットは?
- サイバー大学の資格に関するよくある質問
- まとめ|サイバー大学は大卒資格+IT系資格を目指しやすい
- 参考・出典
サイバー大学で取れる資格をまず整理
サイバー大学で取得できるものは、大きく3つに分けて考えるとわかりやすいです。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| 卒業によって取得 | 学士(IT総合学) |
| 所定科目の修得などで申請可能 | 情報セキュリティ監査アソシエイトなど |
| 授業を資格対策に活用して受験 | ITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者、簿記3級など |
特に注意したいのが3つ目です。
サイバー大学には資格取得に役立つ授業がありますが、授業の単位を取るだけで資格がもらえるわけではありません。
資格試験そのものには別途合格する必要があります。
卒業すると「学士(IT総合学)」を取得できる
正科生としてサイバー大学を卒業すると、「学士(IT総合学)」の学位を取得できます。これは通常の4年制大学を卒業した場合と同じ大学卒業資格です。
つまり、
「通信制大学だから大卒資格にならない」
ということはありません。
転職や就職で「大学卒業以上」が応募条件になっている求人でも、大学卒業資格として扱われます。資格取得だけではなく、大卒資格そのものを取得したい人にとってもサイバー大学を選ぶメリットがあります。
サイバー大学で取得を目指せる主な資格
サイバー大学では、ITを中心にさまざまな資格取得に活かせる科目が用意されています。
主な資格をまとめると次のとおりです。
| 資格・試験 | 分野 |
|---|---|
| ITパスポート試験 | IT基礎 |
| 情報セキュリティマネジメント試験 | セキュリティ |
| 基本情報技術者試験 | ITエンジニア |
| 応用情報技術者試験 | ITエンジニア |
| PMP | プロジェクト管理 |
| 情報セキュリティ監査アソシエイト | セキュリティ |
| 簿記3級 | 会計 |
| ビジネス実務法務検定3級 | 法務 |
| ネットショップ検定 | EC |
| TOEIC・TOEFL・英検 | 英語 |
大学の授業を受けながら、就職や転職に使える資格取得も並行して目指せるようになっています。
ITパスポートの取得を目指せる
サイバー大学が特に取得を推奨している資格のひとつが「ITパスポート試験」です。
ITパスポートは、ITに関する基礎知識を証明できる国家試験です。
サイバー大学では、
・ITのための基礎知識
・インターネット入門
・プロジェクトマネジメント入門
・企業経営入門
・ビジネス法務入門
・コンピュータ入門
・情報セキュリティ入門
・マーケティング入門
などの授業を、ITパスポートの資格取得に活かせる科目として紹介しています。
ITだけではなく、経営やマーケティングも試験範囲に含まれるため、大学の授業と資格勉強を並行しやすい資格です。
IT分野を初めて勉強する人なら、まずITパスポートから目指すのもよさそうです。
基本情報技術者試験にも対応した科目がある
ITエンジニアを目指している人なら、基本情報技術者試験も候補になります。
基本情報技術者試験は、ITエンジニアに必要となる基礎的な知識・技能を証明する国家試験です。
サイバー大学では、
・ネットワーク技術基礎
・情報セキュリティ入門
・Cプログラミング演習
・アルゴリズムとデータ構造
・Pythonプログラミング入門
・データベース論
・ソフトウェア工学
など、多くの専門科目を資格取得に活かせる科目として紹介しています。
「大学でITを勉強しながら基本情報技術者も取得したい」という人とは相性がいいカリキュラムです。
応用情報技術者試験も目指せる
基本情報技術者試験よりさらに上を目指したい人には、応用情報技術者試験があります。
サイバー大学では、
・データベース論
・AI技術応用
・Javaプログラミング
・Pythonプログラミング実践
・AIプログラミング
・データサイエンス応用
・ネットワーク技術応用
・情報セキュリティ応用
などが資格取得に活かせる科目として紹介されています。
IT未経験者がいきなり応用情報技術者を目指すというより、
ITパスポート
↓
基本情報技術者
↓
応用情報技術者
とステップアップしていくイメージの方がわかりやすいと思います。
情報セキュリティ系の資格も目指せる
サイバー大学は情報セキュリティ分野の授業も充実しています。
たとえば「情報セキュリティマネジメント試験」は、情報セキュリティの管理や運用についての知識を証明する国家試験です。
大学では「情報セキュリティ入門」が資格取得に活かせる科目として紹介されています。
さらに「情報セキュリティ監査アソシエイト(CAIS-Associate)」については、サイバー大学の「リスク管理と監査」を履修し、期末試験で70%以上を取得するなどの条件を満たすと、資格取得のための登録申請ができます。
こちらは一般的な資格試験対策とは少し違い、大学の授業そのものを資格取得につなげられる制度です。
PMPの受験資格にも授業を活用できる
プロジェクトマネージャーを目指している人なら、PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)もあります。
PMPは、プロジェクトマネジメントの知識や実践力を証明する国際資格です。
PMPを受験する際には一定のプロジェクトマネジメント教育の受講実績が必要ですが、サイバー大学では、
・プロジェクトマネジメント入門
・ITプロジェクトマネジメント講義
・ITプロジェクトマネジメント演習
の単位を取得すると、それぞれ15時間の研修実績として申請できます。
すでにPMPを取得している場合は、資格更新に必要なPDUの取得にも活用できます。
なお、PMPには大学の授業以外にも実務経験などの受験要件があるため、これらの科目を受講するだけでPMPを取得できるわけではありません。
簿記3級やビジネス実務法務検定も目指せる
サイバー大学はIT専門の大学ですが、ビジネス系資格にも対応しています。
簿記3級には「会計簿記入門」、ビジネス実務法務検定3級には「ビジネス法務入門」が資格取得に活かせる科目として紹介されています。
そのため、
「ITだけでなく経営や会計も勉強したい」
という人にも選択肢があります。
ITエンジニアでも、将来的に管理職や起業を考える場合は、ビジネス分野の知識が役立つ場面があります。
TOEIC・TOEFL・英検対策にも活用できる
サイバー大学には英語科目もあります。
独自の「CU ENGLISH」では、
・リーディング
・リスニング
・ライティング
・スピーキング
を総合的に学習できます。
TOEFL対策、IELTS対策、ITエンジニア向け英語、ビジネス英語などの任意課題も用意されています。
大学卒業資格とITスキルだけでなく、英語資格も並行して取得したい人には使いやすそうです。
資格を取ると最大45,000円の資格取得奨励金がもらえる
サイバー大学には「資格取得奨励金制度」があります。
対象となる資格試験に合格し、所定の申請条件を満たすと奨励金が支給されます。
現在の対象資格と金額は次のとおりです。
| 資格 | 奨励金 |
|---|---|
| ITパスポート試験 | 15,000円 |
| 情報セキュリティマネジメント試験 | 25,000円 |
| 基本情報技術者試験 | 25,000円 |
| 応用情報技術者試験 | 45,000円 |
資格を取得できるだけでなく奨励金も受け取れるので、対象資格を目指すなら利用したい制度です。
特に応用情報技術者試験なら45,000円と金額も大きくなっています。
資格取得奨励金は誰でももらえる?
資格取得奨励金は、対象資格に合格すれば無条件で支給されるわけではありません。
大学では「本学での学修を通じて大学が指定する資格試験に合格した者のうち、所定の申請条件を満たした者」を対象としています。
申請期間は年2回あり、
上期:8月上旬~8月中旬
下期:1月中旬~2月中旬
となっています。
詳細な申請条件やスケジュールは学生専用サイトで確認する必要があります。
資格取得支援講座の優待もある
資格取得奨励金だけでなく、外部の資格取得支援講座を優待価格で利用できる制度も用意されています。
大学の授業だけでは試験対策が足りない場合に、資格スクールなどを利用しやすくする仕組みです。
「大学の授業+資格試験対策」を組み合わせて勉強したい人には便利ですね。
マイクロクレデンシャルのオープンバッジも取得できる
サイバー大学では、通常の資格とは別に「マイクロクレデンシャル制カリキュラム」も導入されています。
決められた科目を修得することで、専門分野について学んだことを証明するオープンバッジを取得できます。
たとえば、
・IT総合学基礎
・テクノロジー基礎
・ビジネス基礎
・AI
・ネットワーク
・セキュリティ
・ソフトウェア
・デジタルマーケティング
などの分野があります。
国家資格とは別物ですが、自分が大学で何を学んだのかを可視化できる仕組みです。
就職や転職の際に、大学で身につけた専門分野を説明する材料のひとつとして使えます。
資格目的でサイバー大学を選ぶメリットは?
資格だけを取得するのであれば、資格スクールや独学という選択肢もあります。
そのため、
「ITパスポートだけ取りたい」
という目的だけでサイバー大学へ入学する必要はないと思います。
一方で、
・大卒資格も取りたい
・ITを基礎から体系的に学びたい
・基本情報や応用情報などの資格にも挑戦したい
・将来的にIT業界へ就職・転職したい
という人なら、大学での学習と資格取得を並行できるメリットがあります。
正科生として卒業すれば学士(IT総合学)も取得できるため、「大卒資格+IT資格」を目指せるのがサイバー大学の特徴です。
資格だけを見るのではなく、大学で何を学べるのかまで確認して選ぶといいと思います。
サイバー大学の資格に関するよくある質問
サイバー大学を卒業すると何の資格が取れますか?
正科生として卒業すると「学士(IT総合学)」の学位を取得できます。
ITパスポートや基本情報技術者などの資格は、別途試験を受けて合格する必要があります。
サイバー大学でITパスポートは取れますか?
大学を卒業しただけで自動的に取得できるわけではありません。
ただし、ITパスポート試験の出題内容に関連する科目が複数用意されており、資格取得に活かすことができます。
基本情報技術者試験も目指せますか?
目指せます。
プログラミング、アルゴリズム、ネットワーク、セキュリティなど、基本情報技術者試験に関連する多くの専門科目があります。
資格を取るとお金がもらえるって本当ですか?
対象資格に合格して所定の条件を満たすと「資格取得奨励金」が支給されます。
ITパスポートは15,000円、基本情報技術者と情報セキュリティマネジメントは25,000円、応用情報技術者は45,000円です。
教員免許は取得できますか?
サイバー大学が公式に案内している資格取得支援は、IT・情報セキュリティ・ビジネス・英語関連が中心です。
教員免許の取得を目的として大学を探している場合は、教職課程を設置している通信制大学を検討した方がよいでしょう。
まとめ|サイバー大学は大卒資格+IT系資格を目指しやすい
サイバー大学では、正科生として卒業すると「学士(IT総合学)」を取得できます。
さらに授業を活用して、
・ITパスポート
・情報セキュリティマネジメント
・基本情報技術者
・応用情報技術者
・PMP
・簿記3級
・ビジネス実務法務検定3級
・TOEIC、TOEFL、英検
などの資格・試験にも挑戦できます。
中でもITパスポート、情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者、応用情報技術者については資格取得奨励金制度があり、合格すると条件に応じて15,000円~45,000円が支給されます。
ただし、IT系資格は大学を卒業すれば自動的に取れるものではありません。
「資格だけを取る」のではなく、
「大学でITやビジネスを学びながら大卒資格も取得し、さらにIT資格にも挑戦したい」
という人に向いている大学だと思います。
どんな科目を履修できるのか、資格取得と大学の勉強をどう両立できるのか気になる方は、カリキュラムを資料で確認してみるとイメージしやすくなります。
参考・出典
サイバー大学「資格取得に活かせる科目」
サイバー大学「資格取得奨励金制度」
サイバー大学「大学卒業資格(学士号)は取得できますか?」
サイバー大学「マイクロクレデンシャル制カリキュラム」
